「大丈夫なの?」




その言葉にハルキは力無い笑顔で頷くと、私を部屋に通してくれた。




部屋に入るとハルキはドサッとベッドに横たわった。




ワンルームの部屋は凄くキレイに整頓されていた。




部屋を見回す私にハルキが手を伸ばす。




「手、繋いで」




ちょっと甘えた声のハルキが可愛くてその手を握った。




その瞬間、力強く腕を引かれバランスを崩す。




そして、横になったハルキの胸に抱きしめられていた。