『ねぇ!琥珀ちゃん、今日遊ばない?』
『カラオケとか行って、パァーっと騒ごうよ!』


放課後、何人かの男子に誘われているキミ。

少し戸惑っている表情も
とても可愛らしかった。




『えっと…』

『はいはい、琥珀は私とデートするので
邪魔しないで下さいね?』


さっと会話に入ってきたのは、隣のクラスの
美人と騒がれている、みのりちゃん。

彼女は笑顔でいるが
目が笑っていなかった。



『うぉ!みのりちゃんも一緒にどう?』
『女の子2人じゃつまんないでしょ?』


それでもこりずに話しかける連中は
ただのナンパオヤジにしかみえない。


かっこわりぃ。


そう思って、
俺が助けに入ろうかとした、その時…




『グチグチしつけぇーな。うせろって言ってんのが
分からないのか?』


ドスのきいた声を発したのは、
みのりちゃんだった。





これには、クラスの人達も
ピタッと動きを止めた。




おいおい…