ピピッピピッピピッ。
目覚ましの音が聞こえる・・・。
今日から自転車通学なんです。まだ、寝てたいんだけどなぁー。
「繭ー早く起きなさーい。」
お母さんの声が聞こえる。
あたしは、カーテンを開けてから背伸びをした。
今日も、あの人に会えるかな?

「おはよー。」
リビングのドアを開ける・・・トーストのいい香りがする。
「繭ー早く食べなさい。」
あっ・・・。紹介遅れちゃったね。
あたしは、楠木繭背がちっちゃくて・・・よく小学生に間違えられるのが悩みです。
料理がうまいお母さんと・優しいお父さん・野球バカな弟の4人家族です。
「繭、今日から自転車なんでしょ!!」
あたし、完全に忘れてた・・・・
「ごちそうさまー。」
慌てて準備して、メイクして・・・準備OK!!
「行ってきまーす。」
毎朝友達と、待ち合わせしてるんだー。
早く着きすぎっちゃったなー。
いつものように、イスに座ってまっていると・・・・・。
ドアが開らく、音がした。
あたしは、音がする方を向いた・・・


あっ!!!!あの人だ!!イケメンさんだー。
今日もカッコいいなぁ・・・・。
赤いジャージ似合いすぎでしょ!!