「ああ、そのほうが早く片付く」
呟き、神剣に月の力を取り入れる。そしてそれを魔獣の塊に向け、丸い光が魔獣を包んだ瞬間、勢いよく神剣を振り下ろす。
バンッ!!
激しい爆発により魔獣達は一瞬にして吹き飛んだ。
「終わったか…」
息をつき神剣をしまう。と、戦いが終わった事を確認して街の住人が建物から出て来た。
「神人さん、ありがとうございます」
「ああ」
街の男に適当に返事をし、バースは空を見上げた。