月や星が輝き、すっかり夜もふけたパムーで、バースは神剣を魔獣相手に振り続けた。
突然現れた魔獣にたった一人で戦うバース。魔獣の量が多過ぎて何時間経ったか分からない。
「きりがねーな」
ずっと神剣を振り続けているので汗も流れ息も上がり、雑魚相手に長引く戦いに嫌気がさして来た。
だが、それは魔獣にとっても同じなのか、散らばっていた魔獣が一つに集まり、そして一斉にバースに襲いかかって来た。