「ん?」
またどこかの店にでも見とれているのかと思い、辺りを見回してみたがヘウ"ンはどこにもいなかった。
「どこ行ったんだ?」
キョロキョロしてると、こちらを見ていた一人の男と目が合った。
「なあ、私の連れ知らないか?」
聞くと男は目を丸くしたまま呆然と口を開いた。
「あんたの連れなら…突然姿を消したよ」
「姿を消した…?」
どういう事だ。突然姿を消すなんて、そんな事あるはずがないだろ。