バースが胸中で呟いていると、ヘウ"ンがバースの腕を掴んだまま歩き出す。
「行こ、バース」
「ああ…」
そしてバースとヘウ"ンは休憩がてら近くの公園のベンチに座った。
今から壮絶な戦いが起こる事も知らない街の住人は、幸せそうにゆっくりと時間の流れを楽しんでいた。
それを何も言わず見ていると、ヘウ"ンが唐突な事を聞いて来た。
「ねー、ダリアさんってどんな人だった?」
「んー?そうだな…」