バースが呻いた瞬間、ゼウスは剣を勢いよく抜いた。
「がふっ!」
血が沸き起こる。倒れそうになるバースの髪をゼウスが掴む。
「もう少し楽しめると思ったのにね。残念だよ…バース」
そしてゼウスの右手が向けられる。
「ゼウス…」
ドンッ!
バースの意識が途切れた。