「まだ子供ですがこれでもしっかりと働いてくれますから大丈夫です。」

「………真梨と言ったか。左目はどうしたのか?」

「昔、目に傷をつけてしまいまして。」

真梨を操っている真梨花は冷静に答える。

「そうか。」

芹沢は納得したのか庭から出ていった。

「あの芹沢が……。」

土方は芹沢の態度が違うことに酷く驚いていた。

「まあ土方さんは無視しておいて、真梨初対面の人でも話できたじゃないですか!でもなんかいつもと違う雰囲気ですが…真梨?」

沖田は真梨がおかしいと気付き始めた。

「真梨?どうしたの?」

平助も心配で真梨に近寄った。でも真梨は無言でうつむいたままだ。

真梨花?真梨花?

《お姉ちゃん…。》