どうして蓮香を知っているんだと疑問に思い、あまり迂闊に答えることができない質問に押し黙っていれば


「…俺は蓮香のボディガードだ」



と教えてくれた



勿論、そんなの誰が信じるか…と思って疑っていた


そんな感じで会話をつづけて行けば



「今日、ある企業の息子が結婚する


蓮香はそれに出る


その結婚式を壊すためにだ


だから、危険なソレで命を落とす可能性もある」


一方的にそれだけ言われ、意味がわからず尋ね返そうと考えた時には、電話の奥からはツーツーという無機質な音しか聞こえなくなっていた



歯をかみしめ、嘘か本当かなんてわからないその報告に、どうするべきか考えた


まだ早朝だったこともあり、戸惑いはしたが俺は仲間に相談することにした