彼らの顔は確かに笑顔だった


瞬きをしても彼らはずっと笑っていて、夢かと思い布団の中で手をつねれば痛くて…



どうして笑っているの?と不安になる


あの裏切ったあたしをどうして笑顔で見れるの?



もっと…



もっと恨んでよ?



なんで笑っていられるの?



嬉しいのにどこか納得がいかない



心の中はぐちゃぐちゃだ


それを知ってか知らずか…




蓮妬「無事でよかった」



と言ってくれる蓮妬がいた



その後に続くように皆が


「よかった」


と言ってくれた



涙が出そうなのを我慢してあたしは聞く



蓮香『なんで、そんなこと言えるの…?』