バンッと発砲の音がするたびに、ビクリと震える体
震えるしか、守ってもらうしかできない自分に腹が立った
何かできないか…とあたりを見渡せば、近くには朱莉が通気口から出て来た時に踏みつぶした男が1人
蓮香『あっ!!!』
その手には、銃が握られていた
その銃を手に取り、狙いを定める
だけど、隣には心配そうな瞳をした朱莉
変な所に打てば、人を殺す恐れがあるし、仲間をも傷つけるだろう
ゆっくりと息を吸い、呼吸を落ち着かせる
反対派しないものの、朱莉はきっと人が殺される瞬間なんて見たくない筈だ
ジャキリ、と重圧な音が耳に聞こえる
神上組で十分教わったソレの扱い方
手にしっかりと持ちかまえる
そして、探す