ここであたしは少し固まってしまった


あたしの家は組


勢力も大きい


怖がられないか…?と少し不安になる


だけどさっきから彼らの反応はどれも優しかった


彼らなら受け止めてくれると思った


だからあたしは口を開いた


その時に潤が“いいのか?”と目で訴えかけていた



小さいころ、あたしの家が組だから皆に怖がられていたのを潤は知っていたからだと思う


あたしは潤にしっかりと目を見て頷いた


すると潤も安心したように笑ってくれた



背中を押してもらえたようで、安心した



蓮香『あたしの家は…え、と


神上組…で、…』


そこまで言うと少しあたしは緊張した


じっと見られていて、その空気が嫌だったから



蓮香『修行したから?』



と少し疑問付きで言った