陸「いきなり理事長が発狂しだして…


あいつは…ポケットから………を出した」


陸は少し震えていて、とても辛かったことが連想される


だけれど、その所為で何を出したのかが聞き取りにくく、あたしはもう一度聞いた


蓮香『もう一度、言って…』


そういうと陸を一度頷いて、また口を開いた



陸「銃を…取りだした」


少し大きめの声で言ったためそれは部屋に響いた


どうして銃なんて?


裏と…暴力団と関係があるのかもしれない…



だけれども渡辺組なんて聞いたことがなかった…


陸「それで俺を打とうとしたけど…かばった俺の仲間が打たれて…


植物状態になった…」


そう言って陸は下を向いた


少し小さな声で俺の所為だというのが聞こえた…



それを見てあたしは言いたいことを言わせてもらうことにした…




蓮香『いつまでくよくよしてんの?』


悲しげな雰囲気にこの言葉と声色はそぐわなかったが、あたしはそんなことを気にしない