目をつぶっても、眠れるわけがなくあたしは考えていた
もういっその事堂々としていようか
嫌われているのは変わらないし、気まずいのは蓮妬だって同じなんだ
そして車は発進した
蓮香『え…?』
この車にはお母さんは乗っていないのだ
蓮妬「お母さんは別の車だよ」
突然話しかけてきた蓮妬
え、普通じゃん
蓮香『……』
あたしは何も言えず、コクリと頷いてしまう
何この状況
蓮妬「今回は、渡辺さんのところのパーティーに俺とお母さん、蓮香で参加だってさ」
蓮香『渡辺…さ、んね』
渡辺さんは以前パーティーで会ったことがあった筈
確かシャンデリアがあたしに向かって落ちてきたパーティーだ
渡辺慶一郎がいたあのパーティー(蝶凛2の83ページ~)
あれ?