「蓮香ーーーーー!!!」



と、遠くから聞こえてくる声


蓮香『…お母さん?』



お母さんの声だった



あんまり叫んでほしくないんだけど…



そう思いながらも、少し久しぶりに会うお母さん



遠くから手を振っていた



あたしが行くべきなのか…



そう思いながら、足を進めた



久しぶりに会うお母さんは何も変わっていなかった


いつもみたいに綺麗で


元気で


どこか無邪気で



天然だ



そんなお母さんを見ていると、帰ってきてよかったと思えた