潤「なのに俺に電話が来たんだ」



蓮香『え…?』


話の流れからして、お兄ちゃんから潤にということだろう



潤「その内容も普通に有り得なかったしな」


そう言って潤はまた苦笑する


潤「蓮香の兄貴は確かにこう言った」


そう言って潤はゆっくりとその言葉を口にした





潤「《蓮香のそばにいてやってくれ》」







ドキリと胸が鳴る



恋愛とかではない





お兄ちゃんはあたしを見透かしていたのだと




きっとあたしの表情なんかから読み取っていたのかもしれない




潤「ほんと、突然何言ってんのかと思った」



と言って潤は眉をひそめていた