そして話し終える頃にはかなりの時間が経っていた あたしはそんなに話さないから結構長い方だ そして終わり口を閉じた時、すぐにふわりとした香りに包まれた それは潤の香り あたしは潤に抱きしめられていた 潤「バーカバーカバーカ…」 あたしを抱きしめてからはずっと潤はバカと連発していた 普段ならムカついているけど どこか泣きそうな声で 切なさを含んでいるその声は あたしの胸に響いた