潤「只、言ってほしいだけだ」


少し瞳を伏し目がちにして、潤は呟くかのようにそう言った



“言ってほしい”



だいたい何のことかなんて、気が付いている


長年一緒にいた潤だ


わからない筈がなかったのだ



潤「もっと、頼れよ…


1人で抱え込むな…」


瞳を細め眉を八の字にして、唇を噛んでいる潤


その顔は悔しそうだった


潤が呟くようにして言ったその言葉は、あたしの心に十分に響いていた