ケイ「一つも出てくるわけないじゃん?」


そう言って貧乏揺すりを続けるケイ


しまいには、懐から煙草を取り出して吸いだした


蓮香『そうですか…』


あたしはそうしか言えなかった



だってあたしは




情報操作を最近やっていなかった




黒春のいる高校で顔を出したから少し噂になっていた


だからこそパソコンで顔が割れないように強めにロックを掛け、仕掛けもいっぱい作っておいた


でもこっちに来てからあたしのことを知っている人を見なかった


だからあたしは凛桜(蓮香の通り名)に関してほっておいた



いまさらばれたところでそんなに困らない


というかもうどうでもよかったのかもしれない…




投げやりになっていた