銀色の髪(ウィッグ)をなびかせながら、バイクで走る



途中までバイクに乗ることを楽しめた…けど


ケイのいる学校が見えてきてからは、楽しめなかった



あたしは学校についてすぐに理事長室へと向かった




コンコンッ


軽くノックをする



ケイ「どうぞ」


と少し低めの声が聞こえてきた


この声はいつの間にかあたしの嫌いな声に変わっていた


蓮香「失礼します」


そう言ってあたしは理事長室へと足を踏み込ませた



あたしが理事長室へと足を踏みこませれば、ケイは少し驚いたような顔をした


ケイ「神上が来るなんて珍しいな」


にやりと笑いながらこの状況を楽しんでいるケイ


蓮香「…お話があります」


あたしがそう言うとケイは、そこに座って、と言ってあたしをソファーへと促した