やっぱりあの男に群がる女子ってあたしには駄目だわ…



そんなことを考えながら、あたしは鍵を貰った開き教室へと歩いて行く



すると一つの気配…否




複数の気配が後ろから近づいてきた



「キャーーー!!」


と、女の声が聞こえてくるのは気のせいであってほしかったんだが…




「蓮香」



と、優しく名前を呼ぶ…



蓮香『潤』



ゴメン、今はその優しさ…





痛い



女子の睨みを倍増させるための道具にしかならないからヤメレ



勿論、女子の前でそんなことは言えるはずもなく…



蓮香『…』






潤「ちょっ?蓮香??」








あたしはダッシュで逃げるしかなかった