「マコッこれは…っ!」


「なんでガクと手ぇ繋いでんの?」




あたしは立ちあがってガクも立ち上がった。

でも、ガクは手を離してくれない。




「・・・・マコ、あのねあたし・・・ガクの事が好きなの!」




本当の気持ちを言おう。
言って、謝ろう。
ガクと付き合えなくてもいいから・・・。


マコ・・・




「ルイ・・・最低だよッ。ルイなら他の女子と違うって思ってたのに!」




マコは泣きそうな顔をする。
やっぱりこの顔には負ける。




「ゴメン。」


「彼氏奪って何がゴメンなの?!」


「もういいだろ。」




今まで黙って聞いていたガクが低い声を出した。



「ガク…」



マコがもっと泣きそうな顔をする。