「んだよ・・・」


「え?」


「俺ってマジバカじゃん・・・」


「え?え?」



ガクが自分でバカって言ってる?
いつもはあたしがバカって言う時嫌がるのに…



グイッ



ガクがいきなりあたしの手を掴んで引っ張る。

しゃがんでいたガクに引っ張られたあたしはガクの目の前に膝をついてガクと同じ目線になる。

しかも結構距離は近くて、修学旅行の階段の時を思い出す。

掴まれてる所が熱い。
顔も熱い。




「な、なに・・・?」


「俺もおまえの事好き。」



ガクの顔がみるみる赤くなっていく。

ガクもあたしの事好き・・・って事は。



「え?両思い?」


「まぁな///」



掴んでいた手はあたしの手と重なって繋がれた。



「でも・・・マコは?」