「ガク、マコのこと好きなんじゃなかったの?あんなに仲良かったのに。」



「好き“だった”んだよ。もう好きじゃない…」



「・・・」



「仲良かったけど、もう仲良くない。そう言う事。」





ガクは喫茶店の窓の外を眺めてそう言った。

なんだか悲しく思った。

別にマコとガクが別れるからじゃない。

だって、2人が別れたらなんかこの関係終わっちゃうじゃん。

仲良し3人の関係が崩れるかもしれないでしょ?




「あのさ、・・・ガクとマコ別れちゃったらあたし達の関係終わっちゃうの?あたしまで仲良くなくなっちゃうの?」



「・・・。」



「あたし、この関係好きだったのになぁ。ずっと仲良くいたいって思ってたのに、たぶんガク達が別れたら・・・マコはぜったい顔とか合わせたくないだろうから、もう仲良くできないかもね。」



「ルイ・・・」



「ご、ごめん!なんかしんみりしちゃったね!今のは忘れて!つーか忘れろ!」



バシッとガクの背中をたたく。



「いってぇよおまえ・・・笑」