───チチチッ‥‥‥…… ……チチッ──‥‥チチチッ… ────チチチッ……‥‥ 眩しい朝日に照らされて、隣に眠る彼の横顔を見つめる よく眠っている 私はそれを確認して笑顔を溢すと、朝食を作るためにベッドから起き出した リビングのソファーに掛けていたカーディガンを引き寄せて羽織ると暖房のリモコンに手を掛けた こんな日が来るなんて思いもしなかった もしかしてまだ夢を見ているのかもしれないと思うことがある でも毎朝訪れる愛しい時間 今日も彼の為に朝食が作れる