「...如月
 家どこだ?」

っと聞かれたので

「もうすぐしたらつきます。」

あ...そういえば風見先輩の家って
この近くなんだろうか?

「先輩!あの~...
 先輩の家はこの近くなんですか?」

っと私は聞いた。

「...いや、駅の近くだ。」

えっ!?
駅の近くっていったら...
ここから逆方向じゃんっ!

「えぇっ!逆方向じゃないですか!」

私がそう言っていたら...

「あぁ...逆方向だ。
 おっ おまえの家ここか?」

っと風見先輩は
私の家を指して
そういった。

「...あっ!そうです!
 送ってもらってありがとうございました!」

「...あぁ んじゃまたな!」

帰りかけた風見先輩を
私はひきとめた。

「...まってくださいっ!」

「んっ?」

っと風見先輩は足を止めて
私のほうへもどってきた。

「どうした?」

「あの...もうかえっちゃうんですか?」

っというと
風見先輩は
暗くてちょっと見えなかったけど...
顔が少し赤くなっていて...

「え?なんで?」

って風見先輩は私に聞いた。

「お礼...しなきゃと思って...」

「あぁ!お礼かぁ...
 でも時間が...」

っと風見先輩は言った。
私は時計を見てみると
すでに10時をさしていた。

「ぁ...もう10時だったんですね...
 お礼しなきゃ悪いんで...」

私がそう言うと風見先輩は
何かを思いついたように言った。

「お礼かぁ~...
それじゃぁ明日、屋上きてくれるか?」