「三対一は卑怯じゃない?ま、余裕で倒せるけど」


「お前ごとき、俺様一人で十分だっつーの」


黄色い髪の毛の人と大柄の男が睨み合う。一体何なのコレ。



「恭介(キョウスケ)と大輝(ダイキ)のバトルって久々だな~」

「前は自転車置き場がぶっ飛びましたからねぇ」



自転車置き場がぶっ飛びましただぁっ!?
多分、この人たちも僕と同じ中学生だよね?


……そんなことできるわけないじゃないか。




「できるよ。あたしら普通じゃないもん」


「え?」


僕を保護している一人、伊予と呼ばれていた女の子が突然言う。

な、何で……



「何で僕の考えてることが分かるの、でしょ?」


「う、うん……」