「な、なんでお前らがここに……」
不良が何故か震え出す。
「自宅謹慎中じゃなかったのか……」
じ、自宅謹慎中?じゃあ、この四人も不良なの?
転校初日にどれだけ不良に会うんだ僕は。
「そんなことはどうでもいいんだよ」
四人のうちの一人、黄色い髪の毛の人が言う。
「下野ぇ。そいつ、刺して?」
「…………」
いやいや、ちょっと待ってよ!そこは僕を助けるべきでしょ!?ってか助けてよ!
なんて、こんな怖そうな人には言えないから目で訴える。
すると、
「何?なんか文句あるの?」
黄色い髪の毛の人が僕を見た。