イク。


死ぬほど幸福感を抱いて天へと昇っていく思いがして身体が痺れた。


遠藤さんは身体を痙攣させている。


終わった。


最高のセックスだった。


私の欲求は満たされた。


尽き果てた遠藤さんは弱った身体を起こしてわざわざキスしてくれた。


そうして、抱きしめてくれた。


ぎゅっと強く愛を感じるくらい私は抱きしめられた。


私も抱きしめ返す。


「薫、愛してる」


掠れた声で耳元に囁かれた。


「私も愛してる」


そう囁き返した私の涙腺は緩んでいた。


涙で視界が滲む。


これは、歓喜の涙だ。


遠藤さんとこうなる日が来るなんて夢のようだ。


しかも、生まれて初めてオーガズムを感じた。


燃えるようなセックスだった。


胸が喜びと感動で溢れている。


もう、遠藤さんとはどんなことがあっても離れられない。


ずっと、一緒にいたい。


絶対に、これからも一緒にいられますようにと心の中で願った。