消す勇気がない。
こんな未練を残したまま消せない。
まだ好きだから密かにまたいつか連絡をくれるんじゃないか、戻ってきてくれるんじゃないかと期待して待っていた。
時々、携帯のディスプレイを見つめた。
葵からの着信が来ることを願って、じっと見ていた。
でも、無情なことにいくら待っても葵からの連絡はなかった。
待っても待っても葵からの連絡は来ない。
どんなに待っても葵は私のことなんか忘れてしまったんだから連絡をくれるはずはないんだ。
そう思うと、狂いそうになった。
机の引き出しからカッターを取り出す。
椅子からお尻を上げてベッドへと向かう。
ベッド上のクッションを乱暴に摑む。
それをカッターで引き裂いて白い綿を出して辺りにばらまいた。
綿を散らしても何も起こらない。
もう一つのクッションを取って顔を埋めて声を押し殺して泣いた。
「ああああああああああ!!」
思わず、出すつもりはなかった声が口をついて出る。
泣いて泣いて泣きじゃくった。
手にしていたクッションを壁に向かって投げる。
ひどく愛している。
こんな未練を残したまま消せない。
まだ好きだから密かにまたいつか連絡をくれるんじゃないか、戻ってきてくれるんじゃないかと期待して待っていた。
時々、携帯のディスプレイを見つめた。
葵からの着信が来ることを願って、じっと見ていた。
でも、無情なことにいくら待っても葵からの連絡はなかった。
待っても待っても葵からの連絡は来ない。
どんなに待っても葵は私のことなんか忘れてしまったんだから連絡をくれるはずはないんだ。
そう思うと、狂いそうになった。
机の引き出しからカッターを取り出す。
椅子からお尻を上げてベッドへと向かう。
ベッド上のクッションを乱暴に摑む。
それをカッターで引き裂いて白い綿を出して辺りにばらまいた。
綿を散らしても何も起こらない。
もう一つのクッションを取って顔を埋めて声を押し殺して泣いた。
「ああああああああああ!!」
思わず、出すつもりはなかった声が口をついて出る。
泣いて泣いて泣きじゃくった。
手にしていたクッションを壁に向かって投げる。
ひどく愛している。