まさか幽霊ではないだろうかという一抹の不安を抱えながら、おもむろに後ろを振り向く。


素っ裸の葵がいた。


葵は正座していた。


「葵、まだ少しかかるから待っててよ」


石鹸の髪の毛が取れた、その瞬間だった。


「我慢できないよ」


葵が私の耳元に囁いて胸を触った。


耳に唇を強くあてると、次に葵は耳たぶを甘噛みした。


甘噛みは初めてで私の心臓がドクンと跳ねた。


背中に厚い胸板を密着させてきたので体温を感じる。


後ろから抱きつかれている状態だ。


肌と肌を重ね合わせると感触が心地いい。


顔を後ろに向けると、葵がキスをしてきた。


「チュッ、チュッ、チュッ」と浴室にキスの音が響く。


甘くとろけるようなキスに身体が溶けるんじゃないかという気がした。


葵は、私の胸に手を回して揉んだ。


両手で私の胸を力強く揉み続ける。


自然に体勢が四つん這いになる。


バックで入れてきた。


葵が後ろから激しく突く。