私はもともと集団行動や、大人数で行動をすることが好きではなかった。
それから、自分から人に話しかけることは無かったため、クラスメイトとの交流は全くといっていいほど、ぷつりと消えた。
私は別に構わなかったのだ。
屋上は立ち入り禁止だけれど、私はこっそりと入ってはそこで昼休みを過ごす。
今日も、それは相変わらずで。
多少風が冷たくなってきたな、と肌寒さを感じた。
カラカラ、と落ち葉が屋上用の凸凹としたザラザラなコンクリートの上で踊っているのを見て、冬の始まりを感じていた。
そんな、秋の終わり。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…