立花さん(?)は、じゃ渡したから、とスタスタと友達の所へ歩いていった。
私はその後ろ姿を見つめながら、渡された紙を少しだけくしゃっと握る。
立花さん(という名前だったような気がする)は、クラスでも明るくて中心的な存在。
こんなに、地味でちょっと暗いような私にも分け隔てなく話しかけたりしてくれる、そんなキラキラした人なんだ(多分)。
少し派手で、お化粧も濃いような気はするけれど。
彼女は、とても生き生きしていてキラキラしていて。
私が、一番苦手なタイプなのだ。
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