「俺だって悩んだんだよ…。」

透はボソリと呟く。


「あり得ないッ!!どうして?!透は私が大事じゃ無いの?!」
「大事だし、好きだけど…。」

そこまで言って、透は言葉を濁した。

「~…ッ!もう!知らないッ!!」














私は思いっきり叫んで、透の部屋を飛び出した。

大好きな透と、こんな風に別れる事になるなんて…。














私の初恋・初彼は…
私が思っていたより私の事が好きじゃ無かったらしい。



私はただ
透が好きで…
傍に居たくて…

本当にそれだけだったのに…。