「あたしの気持ちを味わせてあげる」


麻奈がそう言った直後に、屋上のドアが開いた。


「ゆうまぁっ」


麻奈はすぐさまそこへ駆けていって、ゆうまにだきついた。


「麻奈、大丈夫か?」


「ぅん・・・」


ゆうまはあたしたち4人を一人一人睨み、麻奈に視線を落とした。


「ねぇ、ゆうま」


「?」