あたしはさっきまで麻奈がしていたように、フェンスにもたれかかる。


「ミス塑兎華も、人望も・・・ゆうまも。


みーんなあたしに奪われて悔しいんでしょ?」


麻奈はキリッと唇を噛んだ。


「こんなこと言うのはもう最終手段なんだけどさぁ、いい加減どうやってゆうまを陥れたのか話してくんない?」


勝利を確信したあたしの言葉は、麻奈に重くのしかかったようで、麻奈は泣き顔になっていた。


「あんたが悪いんだ・・・


全部全部・・・


あんたが生まれてこなきゃよかったのに、