「愛しの人がいるよぉっ♪」


あたしは教室を見渡すと、手をひらひら振ってるゆうまを発見した。


「もぉ、ばか!声おっきいっつぅの」


あたしは冷やかしてくるさゆかを後に、ゆうまの所へ駆けていった。


ゆうまは心底嬉しそうにしている。


「3連覇おめでと」


あたしは精一杯笑って、ありがとうと言った。


おなかがきゅうってしめつけられてる感じがする。


おそらく顔が赤いあたしの耳元でゆうまは囁く。


「あずが世界一かわいいよ」