ふいに、ゆうまがあたしを離した。 温もりから離れ少し寂しかったが、ぜんぜん平気だった。 ゆうまはじっとあたしを見ている。 胸の鼓動が高まる。 毛細血管の隅々まで血が踊っている。 肝臓は落ち着きをつりもどそうとしている。 心臓は跳ね上がる。 脳は機能停止。 胃はきゅうっとつぶれる。