あたしの思惑とは裏腹に、ゆうまは男たちをどんどん倒していった。


呆然と見ているあたしの手をひき、屋上へとつながる階段を上がっていった。


るいの時とはぜんぜん違う。


手もおっきくて、足もはやい。


屋上につくと、ゆうまは屋上のコンクリートの床に寝転がった。


「・・・マジ焦った」


あたしはゆうまに抱きつく。


ゆうまの心臓の音が早まっているのが聞こえた。