「誰?知らない」


「「「ぇええぇえええぇぇぇえぇぇっぇ!!!??」」」


るい、さゆか、そして話に参加してなかった奈々までも叫んだ。


しばらく三人は驚いた顔をしたままフリーズしていた。


「ちょっ、あず、知らないの?」


奈々はようやくフリーズ状態からぬけたようで、落ち着いた声で聞いた。


「うん」


即答すると、るいとさゆかがようやく復活した。


「ぇえっとぉ・・・」


さゆかは急に顔を赤くしてもじもじし始めた。


金髪の髪がさらさらと肩から落ちるさゆかの姿は、すごくきれいだった。


「さゆかの新しい彼氏がぁ、ゆうまだよぉ」


「「「へっ!?」」」


・・・多分あたしは、すごい顔していたと思う。