うわ、こいつ達人かも・・・


すっかりHPゼロの男子生徒達はふにゃふにゃになりながら喫茶店に入っていった。


「るい、水商売やってたんじゃないの?」


「違うっつーの。はい、あずもやる!」


あたしはぶつぶつ文句を言いながら、あたしたちをチラチラ見ている他校の男子生徒グループの中に入っていった。


その中の一人が、顔を赤らめる。


あたしに一目ぼれしたのだろう。


それを利用してあたしは体を男子生徒にぴたっとくっつけた。


「ねぇ、喫茶店に人入ってなくて困るんだけどぉ・・・」