今日は、年に一度だけの塑兎華文化祭。


今あたしはるいと一緒に店の呼び込みをしている。


「3-Eの喫茶店へどうぞー!」


あたしが声を張り上げて言うと、るいはあたしに耳打ちした。


「だめだめ、色目使わないと」


そう言ってるいは他校の5,6人の集団でいる男子生徒に近づいていき、速攻上目づかい。


「3-Eで喫茶店やってるからぁ、来て?」


るいは一人の男子生徒に腕を絡ませ口に指をあてている。