るいの言葉が棘のようにあたしの心を刺す。


あたしは、何も言ってあげれなかった。


さゆかを慰めたい気持ちと、


嬉しさにあふれる気持ちとの


間にいた。


でも、あたしの汚い心が勝ってしまった。


あたしは急いで屋上から飛び出した。