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あたしはベットから飛び上がった。
時計を見てみると、8時。
「やっば!」
クローゼットから制服を無理やり取り出し、すばやく着替えて床に放り投げなれ無残にへちゃげたスクールバックを肩にかけて家をとびだした。
「朝ごはんは?」なんて声がドア越しに聞こえたような気がしたが、気にせず駅まで自転車でつっぱしる。
ぜぇぜぇ言いながらスレスレで電車にすべり込むと、近くのイスに座り、一息ついた。
「・・・あず?」
聞き覚えのある声が聞こえたのでふりむくと、人形みたいな女の子がすぐ隣にちょこんと座っていた。