「え~っ、どーしよ」


「力になるから!ね?」


あたしは上目遣いでゆうまを見た。


首は50度に傾け、言い切った後の顔はバッチリアヒル口。


この顔を、あたしは「最強のブリッコ萌え顔」と呼んでいる。


ゆうまは少し困った表情をする。


「あずが協力するって言ったら、もう成功するに近いしな・・・」


「え?それどういうことな・・・」


刹那、ゆうまにぎゅっと抱きしめられた。


急なことで驚き、身動きが出来なかった。


誰もいない教室で、息がつまるくらい抱きしめられた。


何秒かして、ゆうまはあたしを離した。