沈黙を破ったのは…
「けい~!!ご飯やで~」
お母のうるさい声やった。
クスクスと笑っとる由香。
微笑ましい光景やった。
「由香も行くか」
「え?」
いいの??とゆう顔をしてる由香。
「その変わり、彼女役してなぁ」
俺は由香の髪をくしゃっと撫でた。
「…が、頑張ります!!」
由香の笑顔、めっちゃ可愛い。
俺は由香と下に降りた。
「あ、啓太。箸なら…」
お母が視線を上げて俺の方を見た。
「彼女さん!?」
そんなに目開いて驚くことねぇだろ。
「初めまして、鈴木由香と言います。
啓太さんとお付き合いさせて
いただいている者です。」
そう言ってニッコッとまた笑った。