屋上のベンチに

座って

息を整えた。


涙を拭って

…わたしは 決めた。



祐真のことを嫌いになる。


実奈のためにも

祐真のためにも

…わたしのためにも


多分 それが一番の

解決方法でもあるし、

唯一の協力できる手段だと

わたしは思った。