「相崎の隣なんだ?」
「あ、うん」
「あたし、同中なんだけどさ、モテるよぉ!相崎」
「そうなんだ。カッコいいもんね」
「でも、あたしは苦手」


瑠奈が声をひそめる。



「なんか冷たいんだもん」


「え?」



「話しかけても、へぇ とか あぁ しか言わないの」
「ふぅん…」








たくさん話してるうちに、チャイムが鳴った。


一気に騒がしくなって、みんな帰る準備を始めた。