相崎はびっくりして、しばらくして優しく笑った。


暗くなった道に街灯がついた。
周りの時間が一瞬、止まったような気がした。

だって聞こえたんだ。

前を向いて歩きだした相崎が言ったんだ。
大好きな、少しぶっきらぼうな声で。